クライオセラピー!?なんだか聞きなれないけど要は…
こんにちはATCのだびでです。
今回はThe ATCっぽい内容の記事を書いていこうと思っております。
その内容とはアスリートが怪我をしたときに大活躍!!
クライオセラピーです!!
クライオセラピーとは
まず初めにクライオセラピーが何なのかわからない人のための説明としてこの言葉を使います…アイシングです(笑)
とはいっても氷を怪我をしたところに当て、ただ冷やすばかりがクライオセラピーではありません。時には冷やしながらその部分を動かしたりマッサージしたりと、アイシングという言葉で一括りにはできない部分はもちろんございます。
クライオセラピーは基本的に0~18℃の間の温度で行われ、当たり前ですが組織の温度を下げることによって様々な効果を下げつつ行うものです。
ただ、この冷やすという行為ですがなかなか組織の奥の方までは浸透していきません。
熱エネルギーは高い方から低い方へ流れていくので、肌の表面の温度を氷がすべて溶けきるまで奪い続けるといった形になるのですが、体は常に発熱しているので局所的に氷で冷やしても他の体の温かいところからどんどん熱が集まってくるので結局奥まで冷やせないのです。
もし体の芯まで冷やしたいのならキンキンに冷えたアイスバスに一定時間全身つかれば冷やすことは可能です(笑)
クライオセラピーの効果
でもなんで怪我をしたら冷やした方がいいの?
そう思っている方のためにここから説明していきます。
まず冷やすことによって体の中で起こる変化が大きく4つあります。
- 血流を抑える
- 細胞の活動レベルを低下(Probably)
- 炎症を抑える
- 痛みの軽減
血流を抑える
まずは冷やして血管を収縮させることで患部に余分な血液が流入することを防ぎ要するに腫れを抑える働きをします。さらにアイシングはしばしばコンプレッション(圧迫)と同時に行われるので相乗効果で患部の腫れを防ぐことができます。
細胞の活動レベルを低下させる(Probably)
次に細胞の活動レベルの低下についてです。
先に言っておきますとこれには様々な意見があるようですが、冷やすことによってダメージを負った患部周辺の細胞の活動レベルを低下させることができるとされています。
なぜ低下させることに意味があるのかというとダメージを負った細胞周辺は血液も含め液体で満たされることになり、その際にダメージを負っていない細胞まで酸素不足に陥ってしまうといわれております。
そこで二次的なダメージを受けてしまう前に、冷やすことで周辺細胞をできるだけ活動休止の状態にして生き永らえさせることができるといわれているのです。
炎症を抑える
炎症を起こす物質の活動および生成をアイシングで抑制することができます。
この炎症を抑えることが腫れや内部での出血、はたまた痛みを減らすことにもつながっているのでこの炎症を抑制するというのは非常に重要になります。
痛みの軽減
最後に痛みに関しては神経の伝達スピードを低下させ、さらに痛みを感じとるセンサーを鈍らせることで患部周辺を痛み大して鈍感にさせることができます。
これ以上でもこれ以下でもありません!!
実際には複雑なメカニズムですが私ではどう頭をフル回転させても上手に説明できそうではなかったので、痛みについては軽減できるということだけ皆様も頭に入れておいてくださればと…そう思います(笑)
最後に
怪我をした際に主に用いられるクライオセラピーもといアイシングですが、もちろんトレーニング後などにも非常に有効です。
ハードなトレーニングをした後は怪我のレベルまでいかなくても筋肉が多少炎症している状態になっていますので、野球のピッチャーがやっているように運動終了後速やかに冷やすことでダメージを抑えることができます。
最初の内は冷やすが苦痛に感じることも多いかもしれませんが、やっているうちに慣れてきますしなによりやった後の疲労感が断然違ってきます。
ですのでアスリートの方は少し面倒かと思いますがぜひ取り入れてコンディションの調整に役立てていただきたいです。
練習後のアイスバスにて苦しんでいる友人のルーカス君ブラジル人195㎝です(笑)
それでは良いアスリートライフを!