ipt>

Referred Pain -関連痛-

こんにちはATCのだびでです。

 

いきなりですが皆さん自分たちの体のことってどのくらい知ってますか?

体は何本の骨で構成されていてその中でもどんな形の骨があるのかとか…

その骨を動かす筋肉も体の中にはいくつあってそれぞれどんな働きをしているとか…

 

私もトレーナーの端くれとして仕事をしている者ですのでこれらに関して、

当然ですが最低限の知識は持っていると自負しております。

一つ一つの筋肉や骨の名前なんて解剖学の基礎の基礎ですから、

学生時代でそんなところはとうに学習し終えております。

当然その知識をもとに、いままで選手の怪我を評価したりしてきました。

 

しかし日々の仕事をしていてどうにも原因がわからないものってあるんですよ。

というのは痛みだとか筋肉の張りだとかを選手が訴えてきて私が見た際に、

私の知識でどう頭をフル回転させても原因が導き出せない痛みってあるんです。

そこにどんな骨や筋肉、はたまた他の組織があるのか大体わかっててはいても、

どうにもわからない…

 

もちろん痛みなんてただのシグナルなので脳がバグっていたら何もなくたって痛みは出るのですが、それをいってしまうと元も子もないですし考える余地を自ら奪ってしまうことになるので必死に考えるわけです。

 

結果、いつも最後に必ずこう思います。

僕は筋肉や骨などの組織の名前や位置などを把握できていても、

まだ体全体を見ることができていないんだなと…

 

Referred Pain(関連痛?)というものがあります。

これはざっくりいうと痛みがある個所に原因があるわけではなく、

他の組織の異常によって痛みが出てしまうといったもので、

例えば首が痛くても原因が首にはなく、背中の筋肉が原因であったり。

左の肋骨のすぐ下あたりにある脾臓(Spleen)にダメージがあった際、

左肩が痛くなったりする場合があったりと様々です。

 

Image result for Referred pain

面白いのでWikipediaさんから拾ってきました。

 

上の画像だと心臓が悪い場合に左小指が痛くなる可能性もあるとなっておりますね。

 

東洋医学の足裏マッサージなんかもまあこれと似たような考えのもとに実施されているでしょうねきっと。

鍼灸師の知り合い曰く化学的には証明できていなくても、その臓器に関連しているとされるツボに鍼をうつことでその臓器の血流が良くなるといった結果も出ていたり、そういった話を聞くと体とはつくづく面白いなと思わされます。

 

僕はアメリカで人間の体について勉強をしてきたので、バリバリ西洋医学的な知識を学んできたわけですが、今後は東洋医学的な体の見方もぜひ取り入れてもっと体全体をみれるようになっていきたいなと…そう思いながら日々勉強する半人前のATCです…