ipt>

まさか…スポーツ英才教育は間違いだった!?

football player playing on green grass field

こんにちはATCのだびでです。

 

今日は久しぶりの一日休みだったので思う存分体を休めつつ、読書と筋トレに励むことができました。

 

筋トレなんてしてたら体が休まらないじゃんって思った方…正解です!

 

でも筋トレが習慣になっていると逆にやらなければ調子がでてこないので、これはもう食事と同じように私が私らしく生きていくうえで必要なことなのです。

 

なので気持ち悪い奴だなと思っても受け入れてやってほしいです…。

 

もちろん筋トレのほかにも先ほど言った通り読書なんかもしまして、午前中は私が高い会員費を払って会員となっている全米アスレティックトレーナー協会から送られてきた薄い本を読んでおりました。

 

定期的に送られてくるこの本ですが、最新の研究なんかが載っておりまして、これを読んでいると結構勉強になるのです。

 

そして今日一番、私の印象に残った研究がありましてそのタイトルが【Early Sports Specialization in Elite Wrestlers】というものでその内容をご紹介していきたいと思います。

 

はじめに

まずこれ何の研究なの?と疑問に思われた方多いと思います。

実際このタイトルだけでは英語が理解できていたとしても内容まで推し量ることはできません。

 

なのでざっくりどんな研究かざっくり説明しますと、

 

【早い時期(12歳以前)からレスリングに特化して練習を重ねてきたエリートレスラーは12歳以降からレスリングに特化して練習してきた選手よりも怪我のリスクが高いのではないか?】

 

といったことを調査したものです。

 

これによると312人のアメリカ国内の大学(Division1)でプレイするレスラーとオリンピックまたは世界選手権のメンバーを対象に調査を実施し、怪我の頻度や深刻度を比較したそうです。

 

結果

細かいところは省きますが、結果として早い時期(12歳以前)からレスリングに特化して練習を行ってきた選手は大学に入る前までの段階で12歳以降にレスリングを始めた選手に比べて怪我をした際の深刻度が高い傾向にあったようです。

 

これと同じような報告を以前にも目にしたことはあったと記憶しておりまして…たしかあれはNBAの選手が対象だったような…

 

たしかそちらは高校時代にバスケ以外にもスポーツをしていた選手は、バスケだけしかしてこなかった選手に比べて怪我の頻度が少なく、選手生命が長い傾向にあるといった報告でした。

 

思うに

日本と違ってアメリカはシーズン制ですから高校、はたまた大学でも複数のスポーツをかけもってプレイしている選手がかなりの数います。

 

一部例外を除いて日本の部活の様に一つのスポーツだけしかやれないという環境ではないのです。

 

プレイの技術を向上させるには1つのスポーツをとことんまでやった方が良いというのが普通だと思います。

 

私も高校の頃はそう思いテニスだけに打ち込み、結果大きな怪我をしました。

 

今日紹介したデータの様に、怪我をしてしまってはそもそも練習できない期間が出てしまい技術面を伸ばすことができないといった形になってしまいます。

 

この結果を見て私が思うのは、様々なスポーツの動きを体に叩き込みつつ怪我のリスクも減らす効果もあるのならば、これからの日本の部活は少しづつ変化していった方がいいのではないのかということです。

 

別にアメリカの様にするべきといっているわけではありませんが、来年オリンピックもありますし、スポーツに関することはこの際一斉にメスを入れて改革してしまってもいいのでは…といちATCごときがふと…今日思ったのでございます。

 

現在お子さんが何らかのスポーツをしていて、なんなら英才教育のような形でクラブに通わせていたりするといった親御さん。

 

幼い内はあまり一つに絞らせず、複数のスポーツをやらせておく方がいいかもしれませんよ?

 

それでは皆様、よいアスリートライフを!!