アメリカの部活のお話
こんにちはATCのだびでです。
今日はアメリカにいたときに感じた
アメリカの大学の部活事情について話したいと思います。
僕はアメリカの大学で選手としてプレイすることはなかったのですが、
アシスタントコーチとしてテニス部に籍はあり、
一応は大学の方にもテニス選手として入学した経緯があったので、
なんとなくの事情は理解しているつもりです。
なので少し偏見などが入った意見になってしまう可能性はありますが、
すこしアメリカの大学スポーツに関して書いていきたいと思います。
はじめにアメリカの大学スポーツとは切っても切り離せない団体
NCAA(The National Collegiate Athletic Association)
これは日本でいう体育協会みたいなもので
大方の大学はこちらの団体に所属しています。
※他にもNAIAやNJCAAといった団体もありそっちに所属している大学もあります。
で、このNCAAという団体に所属し、
かつ同じ地区にある大学同士で各スポーツ数か月のシーズンを戦うわけです。
しかし同じ地区あるからと言って当然大学によって弱い強いがあります。
そこでさらに大学のレベルを分けるのがDvisionになります。
Divisionは1~3まであり、Division1が最高峰のリーグです。
しかしながらこのDivisionというのは単純な強さで決まっているのではなく、
ざっくりいうと大学がいくらその部にお金を使っているかに比例して決まります。
Division1
このカテゴリの大学は部活に対して莫大な資金を出しているため
有望な選手を全額免除などの特待生で集めやすくなります。
当然選手が使用する練習施設なども恐ろしく整っており、あらゆる面で
選手をサポートする体制が整っております。
Division2
Division1の大学ほどの資金力はありませんが、
まだ選手をスポーツ特待生として招くことができます。
ですが全額免除などは厳しく、そのためどうしてもDivision1の大学より
トップもさることながら選手層の厚さでも劣る形となります。
施設に関しても同様で、Division1の大学が所有するほどの施設は
所有していないと思って間違いないでしょう。
Division3
ここは基本的に選手をスポーツ特待生として招くことが原則禁止されています。
そのため、全体のレベルとしてはやはり一番下となっており、スポーツ施設に関しても、最低限の物といった形となります。
Division1~3に関しては上記に書いた感じで基本的には間違いないと思います。
ですが、一部例外がもちろんあります…
Division2と3の大学は単にスポーツに対してお金をあまり出さないだけで、
私立の超有名大学などがここに所属していたりする場合もあります。
そういったところは例えD2・3の大学であっても部活によっては結構強かったりもして、D1の大学が練習試合などで負けるなんてことも結構起きます。
テニスやゴルフなんかがなんとなくそういった珍現象が起きやすいスポーツかな…
なにか質問などあれば気軽にコメントください。